| 1.どんな病気なの? | |
| 心臓の筋肉に酸素と栄養を運ぶために、心臓を取り巻いているのが冠動脈です。その冠動脈の内側が動脈硬化などによって狭くなり、血液が充分に流れなくなると心筋は酸欠状態を起こします。とくに血管が完全にふさがってしまうと、その部分の心筋の組織は壊死し激しい心臓発作を起こします。これが心筋梗塞です。
発作時の胸の痛みは、締めつけ感、圧迫感、灼熱感を伴い、これまでに経験したことのないほどの強烈な痛みのために、冷や汗、呼吸困難、嘔吐などの症状を伴い、意識を失ってしまうこともあります。発作は狭心症と違って30分以上も続きます。 |
| 2.どうしてなるの? | |
| 心筋梗塞の原因のほとんどは、血管壁にコレステロールのカスが固まった粥状動脈硬化が冠動脈に起きたため。冠動脈の硬化は急激におきるものではなく、高脂血症、高血圧、糖尿病、肥満、喫煙、運動不足、タイプA性格、家族歴、高齢、高尿酸症などの危険因子が作用し少しずつ進行していきます。
冠動脈硬化が進行すると「激しい運動をした時」「暖かいところから急に寒いところに出た時」「突然に激しい怒りを感じた時」などは心臓に急激な負担をかけるため、発作のきっかけになることが少なくありません。 |
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| 3.生活習慣改善アドバイス | |||
| ● | 肥満は万病のもと!腹八分目を心がける |
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| ● | 脂身の多い肉など動物性脂肪の食べ過ぎに注意する | ||
| ● | 塩分の摂りすぎは血圧を上昇させるので摂取は一日10g以内にする | ||
| ● | 適度な運動はHDLコレステロールを増やし動脈硬化を予防する | ||
| ● | 喫煙は血管を収縮させたり、LDLコレステロールを増やし、動脈硬化を促進させるので今すぐ禁煙をする | ||
| ● | 睡眠、休養をしっかりとりストレスをためないようにする(積極的だが攻撃的で短気という「タイプA」といわれる性格の人は要注意) | ||
| ● | 現在すでに狭心症の人は心筋梗塞になる可能性が高いので、より一層の注意が必要 | ||
| 4.早期発見が鍵です! | ||
| 心筋梗塞が疑われる場合には、まず、心電図検査で心筋梗塞特有の波形の変化があるかどうかを確認します。さらに、心筋の壊死があるか否かを調べるため、GOT、GPT、クレアチンキナーゼ(CK)などの酵素が血液に出ているかどうかを調べる血液生化学検査を行います。
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| ● | 心電図検査:狭心症の発作が起きると、心電図にはっきりと変化がでます。このため、心電図は欠かせない検査です。心電図には安静にしている時の心電図を調べる「安静時心電図」と運動をしながら心電図を取る「運動負荷心電図」の2種類があります。 | |
| ● | GOT…さまざまな臓器の中にある酵素で、心筋、肝臓などに多く存在する。このため、心筋の細胞に異常が起きると値が高くなる。 | |
| ● | GPT…GOTと同様に臓器の中にある酵素で、とくに肝臓細胞の変化に敏感に反応する。心筋梗塞が広範囲にわたって起こっている場合には、肝臓の一部も壊死するため値が高くなる。 | |
| ● | クレアチンキナーゼ…心筋などの筋肉細胞のエネルギー代謝に重要な役目を果たす酵素なので、血中濃度を測定すれば心筋障害があるかどうかがわかります。 | |